GLS予備校で学んだ「戦略」
僕がGLS予備校に入ったきっかけはただ一つ、自分が合格までの軌跡を描けてないと気づいたからです。 いわゆる「進学校」にいた僕は成績もそこそこ安定しており、駿台の高二用模試でも東大を狙える程度の点数を出していました。 しかしその模試は国数英三科目。東大受験にはそれらに加え、社会二科目という重い負担が加わります。 僕は正直不安でした。このままでもいけそうだが本当に大丈夫なのか、社会の論述の対策はどうしたらいいのか、分量の多い東大英語にどう対応するのか…。
そんなときGLS予備校の書籍に出会い、たまたま同郷というご縁もあって校長である原田先生と直接お会いでき、僕はGLS予備校に入ることになりました。 話し合いの結果夏までの「戦略」が決まります。それは、得意科目の英語は東大型教材を使って実戦力をつけ、苦手科目の数学は標準パターンを定着させるというものでした。
「戦略」は見事に当たり、夏の三大予備校の東大模試は僕の学生史上最高の結果となりました。 この結果を踏まえて早速原田先生と秋に向けての「戦略」を練ります。 夏の模試で社会の未定着が明らかとなり、特に世界史は基礎知識にも不安要素がありました。 そこで、秋の模試に向けて社会の実力を上げることが「戦略」としてたてられました。
そして迎えた秋の模試。 予定では社会の実力がついてさらに総合点が伸びるはずでしたが、何と逆に総合点が下がってしまいます。 自分では原因がよくわかりません。 社会に時間を取られすぎたとはいえ、その他の科目の勉強時間をゼロにしたことはありません。なのにこの点数。「不合格」の文字が頭をよぎります。
僕は直ぐに返却答案のコピーを原田校長に送りました。先生の分析の結果原因は記述の「劣化」にあるとわかりました。 社会の知識を入れることに時間を取られてその他の科目で十分に記述の練習時間が取れていなかったのです。 ならば「戦略」は記述型の演習を積むことになります。しかしもう時期は冬。センター前。
今思えば、ついついセンター対策に偏りがちなこの時期にしっかり記述対策をできたことが最大の勝因です。 記述で鍛えた力はセンター試験のような選択式の問題でも発揮されます。 内心ヒヤヒヤしていましたが、何とかセンター試験を乗り切ることができ、二次では傾向の変化に戸惑いつつも自分の力を出し切り、合格まで辿り着きました。
GLS予備校で自分に合う「戦略」を手に入れてなければ、きっと僕が合格することはなかったでしょう。 原田先生、一年間お世話になりました。本当にありがとうございます。