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合格体験記 東京工業大学第2類 W君(久留米大学附設高校)

 僕がGLS予備校に入会したのは、模試に物理・化学が導入され始めた高校二年の10月ごろでした。


 次第に受験を意識し始める教師・友人を尻目に、特に将来やりたいことも、興味があることもなく勉強に対するモチベーションも低かったです。 定期テストは、テスト直前になって短期で詰め込むという勉強法でなんとか並みレベルの成績を保ってはいましたが、模試になるとなぜか定期テストとはかけ離れて悪い成績になってしまうという状況でした。

 今の時点でも四苦八苦しているのに、これから物理も化学も追加されるなんてどうやってこれから勉強していったらいいのかと悩んでいました。

 そのような時、知人の紹介でGLS予備校に入会することになりました。


 一番最初に教室で指導を受けたとき、原田先生から出される質問に全く答えられず自分の甘さに愕然としました。 聞かれたことはどれも教科書に書いてある基本的なことでしたが、問題を解くうえでおろそかにしがちな定義や公式の意味などで、全く答えられませんでした。

 定期テストではここを意識せずとも授業の内容の暗記で7〜8割は取れますが、模試では見たことのない問題にもきちんと解答する応用力が求められます。 入塾前の状況を作り出していた原因はまさにこれでした。

 しかし逆に、僕が東工大に行けたのもこのことに気づかされたからだと今改めて思います。


 入塾してからは、まず徹底的に物理化学の基本をやりました。 問題を解くだけでなくそのバックグラウンドにある運動の成り立ちや反応の仕組みなどを意識して、余すことなくその問題を消化するようにしました。

 今までそんな勉強法だったため焦って高い応用力が求められる過去問を解いたりせずに、夏休みいっぱいまでその作業を続けて基礎を固めました。


 家ではあまり集中できるタイプではなく参考書もたくさん置いてありとても便利だったので、自習室をずっと活用していました。 現役生にとって、学校がなく一日の時間を自由に使える夏休みは本当に重要で、集中できるよう休憩もはさみつつ、がっつり勉強しました。

 長いようであっという間な夏休みを後悔なく乗り切れば、秋冬にかけて加速していく受験勉強を乗り切るための大きな自信を手に入れることができます。 夏休みさぼってしまったという罪悪感を抱える人と比べれば、精神面で大きくリードしていると思います。


 それ以降は試験本番までひたすら過去問を解きました。

 東工大の入試は他大学に比べ試験時間が長く、一日でできる演習量が限られてはいますが、一つ一つしっかりと復習してわからないことがあれば基本に立ち返ってみる。

 受験勉強した一年間を通して【基本の理解】は常に意識して、わからないことがあればすぐに先生に聞いてできるだけ早く解決するよう心がけていました。 先生との距離が近いので、質問も気軽にできました。


 当たり前のことですが、多くの人にとって大学受験は初めてのことであり、どうやって勉強すれば自分の目標に、決められた時間の中で到達出来るのかわかりません。 でも、わからないからとりあえず参考書を買って勉強したり、とりあえず大手の予備校の集団授業の講座を受けてみようでは成績は多くの場合上がってくれないし、そうやって合格できる人はごくわずかだと思います。

 受験勉強を成功させるためには、自分を大きく成長させることが必要です。 参考書や大手予備校の講座は、もちろん使いようによっては大変役に立つものではありますが、考えなしに使っても十分な効果は得られないでしょう。

 GLS予備校の魅力はそこにあると思います。先生が一人ひとり向き合って、自分の学力状況を見て苦手なところを分析し、自分が何を必要としているのかを知ることができる場でした。


 最後になりましたが、原田先生に出会ったことで自分の可能性を大きく広げることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。