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合格体験記 お茶の水女子大学文教育学部人文学科 Kさん(福岡雙葉高校)

 私がGLS予備校に入塾したのは、高校1年生の9月でした。 それまでは某大手の塾(集団授業)に通っていて、夏休みにはさらに別の塾の体験などにも行っていましたが、映像授業だと眠くなってしまうし、集団授業はスピードに全くついていけず、成績が上がる兆しも勉強の手応えも何もなかったので、個別指導をしてくれて、指導する先生が大学生でない塾を探し始め、知り合いに紹介してもらったGLS予備校に出会いました。

 授業では、苦手意識のある科目はもちろん、自分が得意だと思っていた国語にも思い切りダメ出しをされ、自分の基礎学力のなさを実感し、初めて自分からこの塾に通いたいと思ってその場で入塾しました。私の人生が大きく変わった日でした。

 前置きが長くなりましたが、ここからは時期を区切って書いていきたいと思います(覚えている限り書きますが、時期が混同しているかもしれません…)。


<高1>

 とにかくどの科目も基礎が壊滅していたので、英単語や漢字のテキスト、英文法の基本のテキストなどを使い、毎週(私は週2で通っていました)先生に確認してもらい、暗記や理解が甘かったらやり直して完璧になるまでやり続けるというのをひたすらしました。


<高2>

 部活で最高学年になり、忙しくなりましたが、今考えても、部活で時間をとられたからこそ、限られた時間で勉強をすることができるようになったと思っています。(個人的な意見ですが、部活にはぜひ入ってください!)

 私はこの頃には志望校を決めていましたが、実際に見に行ったことはなかったので、夏休みにオープンキャンパスに行きました。 そこでこじんまりした落ち着いた雰囲気を感じ、学生の様子なども見ることができ、ここに通いたい!と今まで以上に思うことができたし、同時にそれまでぼんやりしていた受験というものがやっとはっきりとし始めました(遅いですが…)。


 勉強は、引き続き国語と英語が中心でした。英語は、英単語、長文の速読(Core1900)、文構造把握と和訳(英文解釈の技術70と100)など、国語は現代文の記述(上級現代文)、現代文単語などをしました。 現代文は古漢文に比べて伸びるのに時間がかかるし、ちょっとやらないとすぐに記述の勘みたいなものが鈍って書けなくなってしまうので、コツコツとやり続けるのが大事だと思います。 また、この時はまだ公募推薦を受ける可能性も考えていたので、英検の勉強もして、準1級取得を目指しました(結局合格できませんでしたが…笑)。

 高2の途中くらいから、テスト前に限らず、塾に自習しに行くようになりました。 私は家ではあまり勉強できず、周りが勉強していると自分のモチベーションも上がるので、暇があれば塾に行っていました。


<高3>

ここからは細かく時期で分けて書きたいと思います。


【4〜6月】

 英検があったので、英検の勉強もしていまた。部活を引退して時間ができたので、今までやっていた国語と英語の量を増やし、世界史の暗記も本格的に始めました。


【7〜10月】

 原田先生に、私の勉強が暗記になっていて、自己分析したり勉強方法について全く考えたりしていないということを言われ、初めて自分の勉強について真剣に見直しました(時期的にはかなり遅いですが…)。 そしてやっと自分がどれだけ何も考えず受け身で暗記に頼った勉強をしていたかに気づき、慌てて最近の模試の自己分析をし、その時やっていた勉強全てのやり方を見直して、暗記の勉強から考える勉強に変えることができました。

 夏休みの1ヶ月はひたすらそれを意識した勉強し、9月のマーク模試に臨みました。 すると、今まで第1志望の判定はずっとEだったのに、いきなりCに上がりました。 どんなにいい教材を使っていい先生に教わっても、そもそもの勉強の仕方が悪ければ一定のレベル以上に成績は上がらないということが身にしみて分かりました。


【11〜1月】

 私が第1志望としていたお茶の水女子大学は、センター試験と二次試験の比率が1:1でセンター試験がとても大切だったので、11月からは、ほとんどセンター対策一本の勉強をしていました。

・国語(182点)

 この数ヶ月でかなり伸び、割と安定するようになって本番も失敗せず予想通りの点がとれました。 センター国語はとにかく時間との勝負なので、直前はひたすら問題を解いて感覚を磨いていました。 記述もそうですが、しばらくやらずにいるとすぐに感覚が鈍ってしまうので、コンスタントに解き続けるのがいいと思います。

・世界史(89点)

 世界史は日本史に比べて覚えるのが大変と言われていて、実際高3に入ってからかなりの時間を世界史に割いていましたが、センター試験で高得点をとるには、語句の意味や、横のつながりなど細かい所まで完璧にしなければならないので、点がなかなか上がらず、12月のセンタープレの時でも76点しかとれていませんでした。 しかし社会は直前まで点が伸び続けるので、諦めずに勉強し続けた結果、1月初めに解いたセンターパックで8割を超え、そのまま本番を迎えることができました。

 私は教科書を読むだけでは自分の弱点があまりはっきりしなかったので、冬休みにノートを作り、センタープレで間違ったところや過去問を解いて怪しかった部分をまとめて、センター本番もそれを見直して知識を完璧にしました。ノートを作るのはおすすめです。

・地理B(86点)

 地理は覚えなければならない知識の量も多く、また知識を入れただけで問題が解けるわけではないので、これも直前まで6割か、よくて7割しかとれていませんでしたが、たくさん過去問を解いて世界史と同じようにノートを作り、勉強を続けた結果、今年のセンター地理Bは難化したにも関わらず高得点をとることができました。

・英語(筆記175点 リスニング42点)

 私は最後まで文法が苦手で、長文では2ミスくらいなのに文法で20点落とすというような状況だったので、ネクステを詰め込んで文法を強化しようとしましたが、どうしても第2問が伸びず、最後は第3問以降で満点を目指す方向に切り替えて、過去問演習をしました。 センターの長文は難解ではないので、基本を身につけ、時間を攻略できれば満点目指せると思います。

・数学(IA 66点 II B 54点)

 私はもともと数学に苦手意識があり、文系でも9割とれるセンター数学が壊滅していました。 しかし国英社の方が大事で、数学にあまり時間を割くことができなかったので、限られた時間の中で演習を積み、とれるところは確実にとれるようにしました。 科目の優先順位を決め、捨てるところは捨てることも大事だと思います(志望校や個人によって違うと思いますが)。

・理科(化学基礎35点 生物基礎32点)

 理科も苦手で、生物基礎はいいときは45点くらい取れていましたが、化学基礎はなかなか点がとれませんでした。 数学に引き続き優先順位は低かったのですが、50点満点といえど基礎科目は覚えれば解ける部分が多いので、時間を見つけて覚えていました。 生物基礎は難化して思うように点がとれませんでしたが、直前まで目も当てられない点数をとっていた化学基礎は必死の演習で点をあげることができました。

・センター試験合計 717/900(79.6%)


【2月】

 センターで失敗せず目標点をとることができ、滑り止めの私立はセンター利用でとれると分かったので、受験慣れのために2月の初めに2校だけ東京に受けに行き、その後は約3週間お茶の水の対策をしました(2次試験は国語と英語のみ)。 過去問は見たことはありましたが一度も解いたことはなかったので、本当に3週間で仕上げられるのか不安だったし、初めて解いたときはかなりボロボロでしたが、先生を信頼して2次対策を始めました。

 私は11月からほぼセンターしかしていなかったので、センターボケがひどく、センター後はまず記述の感覚を取り戻すことから始めました。 現代文の記述の教材と古文と漢文の教材一冊ずつを1週間ちょっとで終わらせて2月の2週目から過去問演習に本格的に入り、解いて添削してもらうというのをひたすら繰り返し、弱点が見つかるごとにそこをつぶしていくという作業を続けました。

 その結果学力的には合格ラインに乗るというところまで来ましたが、直前になってどれかができるとどれかができなくなるというジレンマに陥り、どこかで無意識のうちに気が抜けていると先生に指摘されました。 そして、問題を解くときに意識することをノートに書き出すように言われ、当たり前と思うような細かいことも書き出して本番前にも見直しました。 そのおかげで本番は集中力を切らさず一問一問丁寧に解くことができました。


<最後に>

 勉強の仕方が悪かったり2次試験直前になって気が抜けてしまったり、先生にはたくさんの迷惑と心配をかけてしまいましたが、私はもしこの塾に通っていなかったら、志望校も途中で変えてしまっていただろうし、こんなに自分にも向き合えていなかったと思います。

自分で気づいていなかった自分の性格に気づき、学校の友達が次々と推薦を取っていく中で最後まで勉強を続けられたのは先生のおかげです。 2次試験の前も不安で自信を失っていましたが、先生が学力的には合格できると言われて自分の実力に自信を持つことができました。

 受験するということは自分の嫌な所が全部出てそれに正面から向き合うということです。1年間勉強し続けるのは辛いですが得るものも大きいです。 先生に教わったことはこれからの人生にも大切なことばかりだと思うので、この1年間を忘れず大学でも頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。