塾 予備校 大学受験 福岡
合格体験記 群馬大学医学部医学科 Y君(東筑高校)

 僕は他の受験生より長く受験生活を経験していて、毎年医学部に挑戦するも合格できずに跳ね返されてきました。 勉強はちゃんとしているのに、全く合格できない。 そんな状況に苦しんでいた時に、GLS予備校と出会いました。


まずは、この1年で明らかに変わった事について書こうと思います。

1:自己分析ができるようになった

 まず、僕は4月にここへ入会して、受験生なら出来ているはずの「自己分析」が出来ていないことに気付きました。 去年までは模試が返却されたあと、自分の弱点分野を知るのではなく志望校の判定ばかりを気にしていました。 判定を見て一喜一憂し、結局何も改善せずに「受けっぱなし」にしてきました。 しかし言うまでもなく、大事なのは模試を通して自分の弱点を改める事です。 それを怠っていては何の成果もありません。 こんな基本的な事を去年までやってきませんでした。

 それから、「自分の性格を知る」という自己分析も必要だと思います。 試験に臨んだ時にどれぐらい緊張してしまうのか、どういう時に気が抜けてしまう(油断してしまう)のか、などできる限り自分の性格を把握しておいた方が良いです。 これは本番で自分をコントロールするためで、試験で緊張してしまう人は絶対に実践するべきです。

2:学習の質が上がった

 GLSでは夏までの間、基礎を徹底的に叩き込まれます。 教科書をずっと見つめて学習させるのではなく、習った範囲を生徒に分かりやすく説明させるスタイルです。 自分が「これなら出来ただろう」と思った内容でも、いざ説明するとなるとなかなかできませんでした。 しかし最初から他人に説明するつもりで勉強をしていれば、どんな部分を突っ込まれても答えられるようになります。 最終的にはどんな内容でも「語り尽くせる」ぐらい勉強したので、応用問題も悩まずに解けるようになりました。

3:時間感覚を身に付けた

 GLSに入ってから欠かさなかった習慣が、どんな問題を解くときも時間を計る事です。 試験本番、特にセンター試験では時間が不足して解けない問題があると大失点になりかねません。 医学部は高得点勝負なので、時間が足りずに解ききれないと致命傷になります。 だから普段から時間を意識した練習をして、本番では余裕を持って解き切ることを目標にしました。

4:本番に強くなった

 1の内容と少し被りますが、本番に強くなりました。 自分の性格を熟知した事に加えて練習の時にいつも本番を想定した事が、勝負強くなった要因だと思います。 僕はとにかく本番で実力が出せないタイプだったので、限りなく本番を意識しました。 本番に弱いと分かってたからこそ、十分過ぎるぐらい準備をしました。


次にセンター試験の勉強法や気をつけた事などについて書きます。

#地理B(91点)

 センター地理では基礎的な知識と、統計や地形図の読み取り方を押さえておけば8割を超える事は容易ですが、9割を超えるのは途端に難しく感じます。 しかし、しっかりと設問の本質を捉える練習をしておけば、既存の知識を使って9割を狙う事は十分に可能です。 そのためには、センター地理の過去問を一問一問よく吟味する必要があります。 ただ解いて答え合わせをするだけではなく、その現象がどうして起きるのか(原理の理解)、その背景にはどういう時代の流れが合ったのか(時代背景の把握)など、出来るだけ詳しく研究するべきです。 センターでは同じ問題が形式を変えて出題されるので、設問の「エッセンス」を繰り返し勉強する事には意味があります。

#国語(167点)

 僕は国語(特に小説)が苦手だったので、センター試験では「いかに失点を防ぐか」にフォーカスしました。 国語を解いていくなかで、小説の点数がどうしても安定しない事が分かりました。 そこで比較的安定している古文・漢文で点を稼ぐ戦略を立て、小説で多少コケても大丈夫、という方向性で勉強することにしました。 その結果、試験本番では戦略通りに点数を取る事ができました。

#英語(192点:筆記194点、リスニング46点)

 まず文法問題や語句整序問題は春までに完成させました。 英語を読む時は語彙や文法ありきなので、ここは早い時期に終わらせて正解だったと思います。 その後に、ある程度の構文練習をこなして速やかに長文問題の練習に移りました。 長文問題では訳に拘り過ぎるのではなく、英語特有の論理構造を意識して練習しました。 こうする事で違和感なく英文を理解できるようになりました。

#数学(TA91点、UB93点)

 基本的には二次試験の勉強をするべきです。 確かに、センター数学は独特の形式をとってますが、1〜2ヶ月もあればすぐに慣れる事ができます。 9割を超えようとするとある程度の二次力が必要になってくるので、二次の勉強をして確実な数学力を身につけておいて良かったと思いました。

#物理(100点)

 物理はセンターでも二次試験でも、公式や原理をしっかり理解することが大事だと思います。 センター試験に限って言うと、問題の難易度はそこまで難しくないので計算ミスが命取りとなります。 間違え箇所はケアレスミスノートに書くなどして、同じ間違いを繰り返さな い事が大切だと感じました。

#化学(97点)

 化学は数学と同様、基本的には二次試験を意識して勉強しました。 試験前には出来るだけ細かい知識を詰め込み、どの分野にも穴がないような勉強を心がけました。 知識の詰め込みには過去問に加えて、予備校が出版しているセンター試験予想問題集などを使った方が良いと思います。

#センター試験合計得点: 831/900 (92.3%) (去年:717/900)


 最後に、原田先生には本当にお世話になりました。 ただでさえ色眼鏡で見られる多浪の自分を受け入れて下さった時は、本当に救われた気持ちでした。 指導は厳しかったですが、自分自身では分からなかった問題点を次々と指摘して頂けるのは僕が生まれ変わるために必要不可欠な事でした。 これからどんな苦境に陥っても、GLS予備校で頑張れた過去の自分を思い出しながら乗り越えていこうと思います。一年間、本当にありがとうございました。