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合格体験記 京都大学工学部工業化学科 I君(修猷館高校)

 僕は、小学校からずっと野球をしており、高校でも野球部に入部しました。そのため、1、2年生の時はあまり勉強する時間をとることが出来ませんでした。 しかし、授業をその時間のうちに理解しようとし、理解できなかったら友人や先生に聞いたり、期末テストの休みのときは遅れを取り戻せるよう頑張って勉強していました。 3年生になってから少し勉強の量を増やそうとしましたが、部活も夏の大会に向け忙しくなり、結局は夏の大会が終わるまであまり勉強に力を注ぐことは出来ませんでした。


 夏の大会が終わり、GLS予備校に入りました。原田先生と何が出来ていないかの確認やこれからどういうやり方で京大合格を勝ち取るかについて話し合い、方針を決定していきました。 出来ていないことはたくさんありましたが、毎日やるべきことをやっていけば何とかなるんじゃないかという希望は見い出すことが出来ました。


 振り返ってみて1番大事だったと思う時期はやっぱり夏休みです。 「夏を制する者が受験を制する」という言葉がありますが、本当にそうだと思います。 自分の場合は、毎日GLS予備校に行き、自習をしていました。 GLS予備校は勉強する環境が整っているのに加え、浪人生の先輩方が頑張っている姿も見られるので、よりやる気が出ます。

 僕は夏休みの間で苦手だった英語を特に集中して勉強し、最終的には英語が得点源になるまでになりました。 物理や化学も同時にやっていて順調だったのですが、唯一後悔しているのは数学です。 夏休みの間は苦手な確率しかしておらず、数Vの慣れをつくることが出来ませんでした。 この経験から、皆さんには夏休みの間は「苦手科目を潰すこと」「全ての科目をバランス良くやること」の2つをどちらも出来るように意識して欲しいと思います。


 秋から冬にかけてはずっと理数を勉強していました。 理数はしっかりと根本から理解が出来ていればあとは量だと思います。 物理は名門の森、化学は重要問題集をひたすら解き、分からないところを先生に質問、の繰り返しでした。


 センター試験の対策を始めたのは12月からです。 正直理科は二次試験の対策がばっちりできていたら数回センター形式の問題を解くだけでいいはずですが、僕はまだ理解が完璧ではなかったので、センター形式で間違えたところを周辺知識まで含めて入念に確認していました。 数学は、解くのが遅い人は特に時間を測りながら数をこなすことが大事だと思います。

 センター対策で僕が1番頑張ったのは社会です。僕は日本史選択だったので、やればやるだけ伸びるこの科目は頑張りました。 覚えては過去問の繰り返しでした。国語は得意だったので古文単語だけやっていました。


 夏休みの次に大事だと思う時期はセンター後です。センターまでしっかり積み重ねていればこの時期ですごく伸びます。 だからセンターが悪くても決して諦めず、最後まであがいてみてください。 僕も夏、秋と積み重ねていた理科がここで伸びました。数学も、何とか闘えるまでもってくることが出来ました。


 試験本番で大事なのは焦らないことだと思います。いくら模試でいい成績をとっていても、本番でその実力を出さなければ合格を勝ち取れないと思います。 だから、本番では自分のやってきたことを信じること、勉強と同じようにやるべきことを淡々とやることが大事だと思います。 辛い時期があるかもしれませんが、先生に相談したり、何かモチベーションとなるものを見つけたりして頑張ってください。