〜はじめに〜
私がGLS予備校に入塾したのは高校2年生の４月でした。 得意の英語を大学受験に向けて伸ばしたいと思い調べていたところ、偶然GLS予備校を見つけました。 入塾前の私は英数は得意、理科は理解をせずに暗記、国語は非常に苦手でした。 この合格体験記を通して同じようなタイプの後輩の役に立てたら幸いです。
１．各科目について
【英語】
安定して点数を取れていたので、高校２年生の時は力を入れて学習しませんでした。 高校３年生の時から様々な大学の過去問を解き始め、原田先生に添削をお願いしていました。 一番頭を悩ませたのは自由英作文です。文法的な間違いというよりも論理的に書くことができませんでした。 先生には論理の飛躍が多いことを指摘いただきました。自分の中では「当たり前だから書かなくていい」と思っていても、採点者から見ると「話が飛んでいて訳がわからない」という感じでした。 英作文を書き出す前に書く内容をメモし、話が飛躍していないかを自分でつっこみを入れて確認するようにしました。
【数学】
進学校に通っていたということもあり、学校の課題を中心に学習していました。 しかし、夏模試で結果が出ず先生に相談したところ、自分が最初に思いついた解法でなんとなく解き進めてしまう傾向があることを指摘されました。 問題を見た後、解き進める前に考えられる解法をいくつか箇条書きにし、きっちり根拠をもち適切な解法を選択するようにしたことで、秋模試では結果を出すことができました。
また、理科も同様ですが、特に数学ではケアレスミスが多く、テストで点が出ないことが多々ありました。 点数が出ないと落ち込む割に「またミスしちゃった」くらいの軽い気持ちですぐに忘れ、同じ間違いを再びしてしまうことが原因でした。 そこで、ミスノートを作り、ミスした問題となぜ自分がミスしたか、今後同じミスをしないためにはどうすればよいかを考えて書きました。 このミスノートをテスト前に毎回見直していました。
【国語】
一番苦労した科目です。入塾当初の私は非常に語彙力がありませんでした。 言葉の意味がわからないと文章が読めないことを痛感し、中学生向けの語彙力のテキストから使いました。 最初はなかなか覚えられなくて、やり直しをくらった覚えもあります。 また、選択肢をなんとなくで選んでいました（今となっては考えられないですね）。 選択肢を根拠を持って消去するよう意識したことで、少しは改善したと思います。
【理科】
入塾当初の私は公式や問題の解法を何も考えずに丸暗記していました。知的探究心がなかったことが原因だと思います。 最初にGLS予備校に来たときに先生から化学の酸化数の意味について聞かれました。 酸化数など暗記するものに過ぎないと考えていたので答えられず、自分の理解の甘さについて初めて認識しました。 定期テスト前に教科書の確認を先生にしていただくことで自分の理解の甘さを修正していただきました。
物理も同様に、どういう時に公式が成り立つか、なぜ成り立つかをしっかり考えながら学習しないと、定期テストでは得点できても模試や入試でボロボロになります。 物の現象を日常的に考え、ただ暗記するのではなく理解をすることは、特に共通テストではとても重要だと実感しました。 私の入塾直後のこういった先生のご指導がなければ、大学受験は理科により失敗していたように感じます。
２．進路指導、受験校選びについて
入塾当初の私は、医学系を勉強したいとは思っていたものの医学部志望ではありませんでした。 「自分のポテンシャルを最大限活かせる方向に進むために」といただいた先生のアドバイスや熊本大学のオープンキャンパスを通して、医学部受験を決めました（熊本大学のオープンキャンパスに行くことも先生からのアドバイスでした。） また、受験校選びでも先生のアドバイスは大変ありがたかったです。 医学部受験においては大学との試験の相性が悪ければ偏差値に関わらず厳しいものだと痛感しました。 親戚の家の近くの医学部でもいいかなぁと思っていたものの試験の相性が悪かったです。 熊本大学を受験するとは、２年前の私には脳の片隅にもありませんでした。 熊本大学を受験した理由は全国の国立医学部の中で最も自分に試験傾向が合っていたからです。 生徒一人一人のパターンに合わせた受験校をアドバイスしていただけるのもこの予備校の大きな特徴だと思います。
〜おわりに〜
原田先生には特に進路指導、物事の考え方、メンタルの保ち方を教えていただき２年間大変お世話になりました。 勉強する時の頭の使い方に関しては、大学受験だけでなく今後の学習においても非常に有益なものでした。 また、大手予備校や学校ではなかなかできない科目バランスの指導もためになりました。 GLS予備校に通っていなければ現役国立医学部合格は厳しかったかもしれません。原田先生、本当にありがとうございました。