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合格体験記 東京大学文科三類 U君(修猷館高校)

<初めに>

 私は東大合格には程遠い状態から、成績を急上昇させて東京大学に一浪の末合格した。 「現時点での成績は悪いが、難関大学を志望している」という人に希望を与えられれば幸いである。 ただ、この文章からは伝わらないかもしれないが、所謂逆転合格は相当の努力と才能が求められ、達成するのは本当に難しい。 私は非常に稀有な例であることを理解しておいてほしい。

 体験記の末尾に記載している模試の成績の一部を見て頂けたら、私がどれほど成績を伸ばしたのかが分かると思う。


<GLS予備校入校前>

 高校受験に成功した後、上昇志向が強かったこともあり、日本一の大学である東大に行きたいと単純に考えていたが、あまりにも成績が低く、東大を第一志望とするのが憚られたため、志望校を一橋大学にしていた。 周囲にも一橋が第一志望と言っていたが、内心では成績が上がれば東大を第一志望にしたいと考えていた。 当時、私は丸暗記が時には求められる定期テストを軽視しており、授業や宿題に真剣に取り組まなかった。 だからと言って、学校のカリキュラムを無視して独自に受験勉強をしていたというわけでもなかった。 当然模試の成績は悪く(進研模試偏差値60弱)、校内順位も最下位に近かった。1年生の時に自発的にした勉強は、英単語の暗記のみだった。

 2年生になると、このままではまずいと思い、比較的好きな数学、世界史の勉強に少し取り組むようになり、学年総合順位は学年の平均程度にはなった。 振り返ると、積み重ねが非常に重要である英語にもう少し時間をかけたほうが良かったという後悔はあるものの、ここで勉強を少しでも始めたのはかなり大きかった。

 勉強が苦手な人は好きな科目から勉強を始めてはどうだろうか。特に歴史は勉強すればすぐ成績が上がるのでお勧めだ。 私の場合は世界史の成績向上が自信や他教科の勉強の意欲をもたらし、さらに世界史自体も東大受験でも武器として使える程に成長した。

 結局、私は三年生になるまで、真剣に勉強に取り組むことはできなかった。定期テストの勉強をするかどうかは別として、授業は真面目に受け、こつこつ勉強すべきだった。

 1,2年生の時に勉強をしないことによるデメリットは主に2つある。1つ目は学習習慣が身につかないことだ。 三年生から勉強を一生懸命頑張れば、成績を上げることは可能だが、学習習慣が無い私が勉強を継続的に行うのは想像以上に難しかった。 2つ目は三年生になったときに一生懸命勉強したとしても、合格に必要な勉強量が確保できなくなることだ。 私は国数英の基礎を全く身に付けなかったので、その後大変な苦労をした。難関大学に合格した他の人の体験記を見れば分かると思うが、殆どの人は1、2年生の頃からコツコツ勉強している。


<GLS予備校入塾後>

 成績は上がり始めたが、第一志望の一橋大学合格には程遠い成績(進研模試偏差値60強)だったため、以前から友人から噂を聞いていたGLS予備校への入校を決めた。 当時の自分は一橋を諦めかけていたのだが、原田先生は志望校の変更を促すこと無く、当たり前のように一橋合格のための指示をしてくださったので、もしかしたら合格できるのではないかという希望を抱いたのを覚えている。

 入校後は数学、英語、現代文を中心に、これまでとは比べられない程の勉強を強いられた。

 秋ごろから、英語を中心に過去問演習を少しずつ始めた。成績は向上したものの、不安定だった。秋の一橋模試の判定は、河合がCで駿台がEだった。 世界史、現代文は良かったが、積み重ねが重要で配点も大きい英語と数学が足を引っ張っていた。

 冬頃からセンター試験の対策を主に学校で行ったのだが、もう少し二次対策に重きを置いたほうが良かったのではないかと思う。 結局センター試験の得点は8割程度で、傾斜配点だとボーダーより少し上の点数だった。

 私大受験は一橋対策に集中するために中央大学のみにした。二次試験までは世界史、数学の過去問演習中心の勉強をした。本番はやはり英語、数学で得点できず、不合格だった。 中央大学もセンター利用入試で合格したものの、一般入試では不合格だった。勉強を始めるのが遅過ぎたのだと思う。


<浪人時代>

 もし落ちたら中央には進学せず、浪人しようと決めていたため、合格発表日に不合格の報告をするついでに、高卒コースの申し込みをして、直ぐに勉強を始めた。 「自分は全力を出せなかった。まだやれるはずだ」という思いが浪人を決意した一番の理由だが、「全力ではないとはいえ、ここまで努力してきて、中央になんか行けない」という思いや、「流石に浪人すれば、国立に落ちたとしても中央よりいい大学(早慶)には行けるだろう」という打算的な考えもあった。

 原田先生から「ある程度は完成しているのだから、志望校を上げなければ同じようなことの繰り返しになり、モチベーションが維持できない」「一年あれば東大も目指せる」と言われ、東大に憧れていた私は志望校をとりあえず東大にし、夏の模試で成果を出せなければ志望校を一橋に戻すことにした。 先生からは「圧倒的な学力をつけて余裕をもって合格しよう」という激励の言葉を頂いた。

 落ちたのが本当に悔しく、全力を尽くして先生が仰るような圧倒的な学力をつけようという思いから、寝食を除くほぼすべての時間を勉強に費やした。 現役の時、二次試験前にやらねばならぬ勉強が膨大で、「もっと時間があればいいのに」と思うことがよくあり、今度はそうならないために時間を無駄にしまいと考えていた。 これを見ている皆さんは直前期の一時間も、受験一年前の一時間も同じだということを意識して常に真剣に勉強に取り組んでほしい。


 春は東大、一橋両方で重要な英語、数学を中心に勉強した。また、一橋の入試では出題されないため、苦手なまま放置していた古典も英数ほどではないが、多くの時間を費やした。 その甲斐あって5月に実施された駿台全国模試では、東大B判定、一橋A判定という現役のころは想像すらしなかった好成績を残すことができた。 英数の基礎を固めたおかげで、苦手としていた共通テスト模試も東大C、B判定とまずまずの成績だった。

 春から夏にかけては夏の東大模試に向けて社会、国語にも力を入れた。結果は駿台がA判定、代ゼミがC判定で、両方世界史が良く、国語、地理が悪かった。 とはいえ、世界史以外は極端な得意不得意はなく、先生からはバランス型を目指すのが良いと言われたので、これ以降は英数を少し多めにしつつも、満遍なく勉強することを心掛けた。

 そして、秋の東大模試は駿台がA判定、代ゼミがD判定だった。もともと、なんとなく文一を志望していたのだが、現代文を多く読むうちに哲学に興味が出てきたり、このように模試が微妙な結果だったりしたので、文三に志望を変更した。 共通テスト対策はほぼすること無く共通テストに臨み、本番では無事いつも通りの力を発揮することができた。 東大志望としてはやや低い点数だったが、二次試験で多少のビハインドは取り返せるだろうと考え、予定通り文三に出願した。


 二次試験までは私大対策や私大受験を挟みつつ、直前にも伸ばすことが可能な社会科目を中心に二次試験の勉強をした。 私大対策は日頃から少しずつしていたので、直前期にも対策にはあまり時間をかけなかった。 基本的には、共通テストや私大入試は東大対策をしていれば、あとは問題に慣れるだけで良いと思う。 これは、センター対策を徹底的にした現役の時は82%で共通テスト対策をほぼせず、二次対策ばかりしていた浪人の時が87%(東大配点)だったことからも分かると思う。 また、共通テストの問題は簡単で、かける時間の割には学習効果が薄いので、対策に時間をかけすぎるのは注意したほうが良い。

 二次試験本番では特に緊張することも無く実力を発揮できたが、問題との相性が悪かったのか、いつもより手ごたえは少し悪かった。 合格発表日まで一橋後期の対策をする予定だったが、後期の問題が思いのほか難しかったことや、東大に落ちることへの不安の影響で勉強にはあまり手がつかなかった。


<各科目の詳細な勉強法>

【国語】

 一橋の国語は現代文中心の出題なので、入塾直後から記述の演習(上級現代文1)をくりかえした。 添削の際に、日本語がおかしいという指摘に始まり、重要なことから答案に盛り込むこと、自分の答案に突っ込みを入れること等の多くのアドバイスを頂いたことで、秋の一橋模試では偏差値65をとることができた。 古典に関しては単語、文法を固めた後は特に演習することは無かった。センター前になると苦手な古典を中心に過去問を解いたが、苦手は克服できなかった。

 浪人の春は、古典は基礎を復習した後に、大量の演習をした。多くの文章に触れることで、単語力、速読力、主語の特定能力が鍛えられた。 夏前から東大模試の過去問を大量に解いた。この時、間違った問題がどうすれば解けたのかということを意識して復習した。 最初は40点もいかない位の点数だったが、演習、添削の回数を重ねていくと60点台後半位の点数を安定して出せるようになった。

 現代文は、文章が難解だったため、解法ではなく、文章をしっかりと理解するのが大事だということを意識するようになり、これまでより文章に真摯に向き合うようになった。 古典は毎回の演習ごとに、未知の単語をメモして、単語力増強に努めた。 国語は急に実力が上がるということがなく、稼ぐ科目でもないので、秋からは少しの過去問演習を定期的に行って、実力が落ちないようにした。共通テスト対策はほぼしなかった。

 古典は単語、文法を固めた後に多読をするのがよいと思う。現代文は小手先の解法のみに頼らず(解法を知るのも大事)、ちゃんと本文を理解することを意識して少し難しい文章に取り組むのが良いと思う。


【数学】

 三年生の春、基本問題は解けるが応用問題には手が出ない状態だった。そのため、少し難しい問題集(リアル入試数学)を利用して応用的な解法暗記と自分でひらめく力を養った。 国語と同様に、復習の際にはどのような考え方をすれば解けたのかということを毎回考えた。夏頃からは、さらに難しい問題集(文系数学の良問プラチカ)を使用した。 数学は解ける問題を増やすことが大事なので、これらの問題集も2周はした。冬はセンター対策にも力を入れたが、計算力不足は克服できなかった。 その後は過去問演習をしたが、一橋合格レベルには到達しなかった。

 浪人の春は、赤チャート、リアル、プラチカをもう一周した。時間はあったのだから、赤チャートをもう何周かして基本的な解法をより盤石なものにすべきだったと後悔している。 それからはひたすら東大模試の過去問、東大、一橋の過去問を解いた。この時、極端に難しい問題を除いて、解けない問題を残さないようにした。 具体的には、数日のインターバルの後、解き直して、解けなければまた何日かおいて、、、というのを解けるようになるまで繰り返した。

 また、答案は提出して、論理の飛躍が無いか、説明が不十分または不適切ではないかということを確認して頂いた。 おかげで、本番でも1完しかしていないのに半分近くの点数をとれたのだと思う。

 秋の2つの東大模試では1完もできなかったのだが、これ以降はセットを解くときの立ち回り方(問題の取捨選択、腰を据えて1問に取り組むこと等)も指導して頂いた。 共通テストの対策は特にしなかった。

 数学は基本解法を暗記した後に、多くの問題に取り組み、前述のように復習するのが良いと思う。 しかし、数学は得点が安定しないので、数学で稼ごうと思って多くの時間を数学に費やすのは勧められない。 私の場合も年間を通して、英語の次に力を入れた科目だったが、模試、本番通じて一度も良い点数をとれなかった。 特に東大文系は、近年問題難易度が高くなっており一完もせずに合格することは十分可能だ。実際クラスメイトにも20点前後で合格している人が多いと感じる。


【英語】

 3年生の春は、少しの単語力のみがある状態だったので、解釈力をつけ(基礎英文解釈の技術100)、夏前から長文演習(イチから鍛える英語長文700、上級問題特訓リーディング)に移った。 復習の際には音読(字面だけ読むのではなく、ちゃんと意味をとりながら読む)を数回行った。 これにより英語を読むスピードが飛躍的に向上した。並行して、単語(鉄壁、パス単準1級)、自由英作文(特訓ライティング)も勉強した。

 秋ごろから、一橋の過去問演習を繰り返した。これまでより文章の難易度が高く、直ぐには成長を感じられなかった。 そのため先生に何か他の問題を解いたほうがよいのではないかと提案したが、単語、解釈共に十分な力はあるから、あとは慣れるだけだというアドバイスを頂いた。 この時は「適当なアドバイスだな」と内心思ったが、後々先生が正しかったことを思い知らされた。結局演習により力はついたが、合格には不十分だった。

 浪人の春には東大形式の問題を中心に過去問や模試の過去問を大量に解き漁った。1日1年分ペースで春だけで、一橋、早慶の分も合わせて60年分くらい解いたと思う。 音読もしたので本当に大変だった。先生の仰った通り、英語ができないのは慣れの問題だったらしく、実力が急上昇し5月実施の駿台全国模試では偏差値70をとることができた。 これ以降は英作文の強化(英作文のトレーニング実践編)を並行して行いつつも、基本的には東大模試の過去問を4日に1回くらいのペースで説いていた。 また、併願校の早慶の問題もたまに解いていた。共通テスト対策は特にしなかった。リスニングは1年間ほぼ毎日取り組んだ。英語はとにかく多読と音読が上達の秘訣だと思う。


【世界史】

 現役の頃は一橋の難問に太刀打ちするために、詳説世界史研究を読み込んだ。明らかに使用する教科書を間違えた。 後述のように、ただの教科書を読むだけで十分だと思う。秋から世界史論述練習帳で論述練習をして、過去問演習に移った。それなりに力はついた。

 浪人時代はひたすら教科書(東京書籍)を読み込んだ。この方法は大正解で、夏の東大模試では5/3341位、秋の一橋模試では11/1255位だった。 しかし、早めに取り掛かったせいでピークが本番ではなく、夏になってしまった。過去問演習は10年分くらいしかしなかった。 知識があるのに大論述が苦手という人だけ過去問演習に力を入れればよいと思う。 東大をはじめ、国公立大学の世界史は教科書を暗記すれば満点が取れるので、他の参考書などにあまり手を出さず、一冊の教科書に集中して取り組むのが良い。


【地理】

 現役の頃は二次試験で地理を使わなかったので、ひたすらセンター形式の問題を演習した。

 浪人時代はまず地理B論述問題が面白いほど解ける本で基本的な論述対策をして、夏前から過去問演習を本番まで繰り返し、3周ほどした。 過去問を通じて、難しいが頻出の知識を得たり、地理で必要な思考力を養ったりするのが一番効果的だと感じた。未知の事柄を既知の地理の知識に関連付けることを意識するのが良いと思う。


【理科基礎】

 現役のころは一橋で配点が高かったので、秋ごろから手を付け始め、センター前にみっちり対策した。本番では高得点が取れた。

 浪人の時は共通テスト模試前と共通テスト直前に少し勉強した。本番はまずまずの点が取れた。


※注:以上で述べた勉強方針(使用参考書など)は基本的には原田先生に決めて頂いたものである。自分一人ではここまで効率的に合格へ突き進むことはできなかった。


<受験勉強について>

 受験期間に学んだ4つの大切なことを紹介したい。

 1つ目は勉強時間を記録すること。勉強は時間をかければよいというものではないが、やはり時間は重要な指標だ。 記録を毎日することで、手を抜いたことが一目瞭然となり、一定の勉強時間をキープすることができる。また、科目別に記録すれば勉強の偏りが分かる。

 2つ目はよく寝ること。眠い状態で無理に勉強しても捗らない。また、健康維持の観点からも規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとるのは大切だ。昼寝も有効だ。

 3つ目は継続的に勉強すること。私は夏までは勉強量を大量に確保できていたが、秋からは精神的にきつくなり勉強量がガタ落ちしたため、学力が落ちた。 どんなに学力があっても努力をやめればすべてが水泡に帰してしまう。何とか踏ん張ってほしい。それでも合格したのは、少量でも毎日勉強を続けたからだろう。

 4つ目は努力すること。私の勉強量が減っても合格できたのは、夏までに必死で努力したからというのも大きな理由だ。GLS予備校で一生懸命努力すれば必ず成績は上がる。 現状を改善する方法は努力以外に無い。死に物狂いで努力してほしい。


<浪人について>

 浪人は想像以上に辛かった。勉強をしさえすれば成績は上がるが、そもそも毎日ずっと勉強し続けるのはとてもきつい。もし成績が上がっても、本番でその実力が出て、合格できるとは限らない。 例えば、本番の数学で事故を起こすだけで不合格となってしまう。浪人すれば合格できると安易に考えないでほしい。 浪人はお勧めしないが、勉強が好きだという人や現役の時も一生懸命頑張れた人は、浪人しても継続的に勉強ができるだろうから、志望校に合格できる可能性は高いと思う。 ただ、そんな人は大抵現役で合格するだろう。


<最後に>

 原田先生、2年間私に丁寧な指導をして頂き、本当にありがとうございました。 私の学力や性格を十分理解した上での勉強方針や使用参考書の決定、膨大な過去問などの添削、メンタル面のアドバイス、等々原田先生にして頂いた指導は枚挙にいとまがありませんが、どれもGLS予備校でなければ受けることはできなかっただろう素晴らしいもので、これらの指導のおかげで私は東大に合格できました。

 もちろん、私の必死の努力が無ければ東大合格は実現しなかったでしょう。ただ、原田先生の指導が無ければ間違いなく私の必死の努力そして、東大合格はあり得なかったです。原田先生が本気で私にぶつかってきてくれたからこそ、私は自分のためだけでなく、原田先生のためにも頑張ることができました。 どんな質問にも答えられる全科目にわたる圧倒的学力、生徒のことを本気で考える人間性、この2つを兼ね備えた原田先生への信頼はいつだって揺らぐことは無かったです。

 この御恩を合格という形で返すことができ、そして、合格報告の時に原田先生に心の底から喜んで頂き、本当に嬉しかったです。 原田先生から頂いた東大合格をきっかけに、これからも努力し続け、原田先生のような素晴らしい人間になります。


<資料>

【進研模試国数英総合偏差値】

1年7月 58

1年11月 56

2年7月 60

2年11月 65

2年1月 61


【大学別模試総合偏差値】

3年夏京大(河合) 44

3年秋一橋(駿台) 56

3年秋一橋(河合) 57

浪人夏東大(代ゼミ) 57

浪人夏東大(駿台) 62

浪人秋一橋(駿台) 67

浪人秋東大(駿台) 63

浪人秋東大(代ゼミ) 55


【センター試験、共通テスト得点開示】※左が現役時のセンター試験、右が浪人時の共通テストの点数

世史 94→100

地理 90→78

国語 144→168

英語 173→97(※前者は200点満点、後者は100点満点)

リス 42→72(※前者は50点満点、後者は100点満点)

理基 96→91

数1A 81→82

数2B 58→85

総合 735→773


【一橋得点開示】

527/1000(合格最低点569/1000)


【東大得点開示】

共テ95.7/110

国語59/120

英語83/120

数学38/80

世史42/60

地理38/60

総合355.7/550(合格最低点336.6222/550)


<東大の採点について>

 まず、以下の考えは自分の再現答案と得点開示を見比べた時に私が考えた単なる予想であることを断っておく。 また、難化したわけでもないのに、2021年の合格最低点が下がったことから、採点基準が年によって違うことも十分考えられる。 なんにせよ東大がおかしな採点をするとは考え難いので、受験生は真摯に答案を作ることに注力すべきで、採点基準について過剰に心配する必要はないと思う。 ただ、心配に思う気持ちも十分理解できるので、気になる方は以下の予想を参考にしてほしい。 模試での志望者別の平均点は文1、文2、文3の順に高いのに、合格最低点や合格者平均点がこの順番にならないことから、採点基準が科類によって違うのはほぼ確実だろう。以下は文3の採点基準の予想である。

【国語】

 漢文が壊滅したのに半分近くの点数が来たことから、漢文の配点は20〜25で評論の配点は50〜45だと思う。採点が極端に甘い、または厳しいということは無いと思う。

【数学】

 少し採点が甘いと思う。論理がおかしかったり、説明が足りていなかったりすると、バッサリ切られると思う。

【世界史】

 第1問の採点はほんの少し厳しいと思う。多分第3問の配点は20点。

【地理】

 全体的に少し甘い。予備校の模範解答と完全に異なる答えも多く書いたが、意外と点数が来た。

【英語】

 私は英作文での文法ミスが非常に多く、実際に分かるだけでも本番で3つのミスをした。 しかし、自己採点を10点上回る点が来たことから、英作文の文法ミスはあまり重要視せず内容を重要視している可能性や、記述の採点が緩い可能性が考えられる。