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合格体験記 防衛医科大学校医学科 H君(東京農業大学第一高校)

 私はGLS予備校で人生が180度変わった人の1人です。


 まずは前提として私の経歴、成績などをお話しさせていただきます。

 私は他の多くの医学部受験生同様、中学受験をして都内の中高一貫校へ6年間通いながら、その間もほぼずっと自宅近くの学習塾寄りの大学受験塾へ通っていました。 中学には学年最下位で入学したような状態でしたが、その甲斐あってか高校に上がる際には成績優秀者として進学クラスにクラス分けされました。

 しかしながら高校に上がり、皆が大学受験を意識することで勉強に力を入れ始めた途端、伸び続けていた成績も止まり、高3の受験終了まで下降し続けていってしまいました。

 高校入学前から防衛医大の医学科に行きたいと思ってはいたものの、具体的にどんな勉強をすべきかなど全く考えていなかったこともあり、当たり前のように防衛医大以外の医学部にも全落ちしてしまい、「このままじゃ来年も全落ちするんじゃないか」と思いました。

 そう思っていた時に母がインターネットでGLS予備校を見つけ、私も防衛医大に3年連続で最終合格させているという実績に興味を惹かれ、「ここなら防衛医大に合格させる特別な秘訣があるのかもしれない」と思い、そのまま入会させていただきました。


 入会後はひたすら自分の欠点、特性について厳しく指摘される毎日でした。 最初はとにかく基礎を固めなさいという指示を受けましたが、私の進度があまりにも遅かったため、本来6月までに終わらせるべきだと何度も指摘されていたのが、結果8月までかかってしまいました。

 その中で、「教科書を読んでくるように。」という課題を出されたのですが、これがなかなかできませんでした。 先生に「〇〇の▲▲はどういうことか」と問われても答えられず、そこで初めて自分ができていないことに気づくという繰り返しでした。 そこで出来ない自分を先生は何度も叱ってくれましたが、理不尽に叱られるわけでなく、100%自分が悪くて叱られたので、何度も先生に叱らせてしまっているという申し訳なさから、少しずつですがその注意力のなさという欠点が無くなっていきました。


 次に、防衛医大受験当日までの9-10月にやったことについてです。 自分は数学が苦手で数学の対策は間に合わなかったのですが、理科はおおよそ完成させることができたので、実際に防衛医大の過去問を使用して実践していく形になりました。

 今年から防衛医大は試験形式が変わり、単一の択一式試験が撤廃され、理科に択一式問題が導入されました。 この形式の変更を受け、原田先生からは理科の択一式問題以外については過去問をとにかくやり込み、模試と同じように詳しく分析まで行うよう指示をいただきました。 理科の択一式問題については、関東の処理速度型の私立医大の理科の問題を解いて対策するように言われ、私は東京医大と国際医療福祉大学の理科を重点的にやっていくことにしました。

 試験当日、言われた通り理科の対策をしていったことが功を奏し、理科の択一式問題は全問確信して答えを導き出すことができ、何とか土俵際で踏みとどまったという感じでした(2次試験の際に理科の択一式の対策を何かしたかと問われたので、おそらく実際に理科の択一式の成績は良かったのだと思います)。


 GLS予備校に通っていて、他の予備校と決定的に違うなと感じた点は大きく2点です。

 1点目は、教鞭をとって教える講師というものがおおよそ存在しない点です。もちろん疑問、質問ができた際には原田先生に質問すれば必ず求めている答えが返ってきますが、いわゆる講義というものは存在しません。生徒たち一人一人がそれぞれの学習進度、目的にあった教材を使用して、その出来を原田先生に確認してもらうというのが授業のおおよその目的でした。

 2点目は、模試やテストを受けた直後に細かく分析をし、次に何をすべきかということを細かく突き詰めるということです。私は大手予備校に通ったことがなかったので推測になってしまうのですが、模試の度に全教科のダメだった原因、反対に良かった点等をこれほど突き詰めることに時間を使う予備校は少ないのではないかと思います。これをすることで自分のしている学習で足りてない点というのが明確にわかり、次にすべきことを自分から考えるということができるようになりました。


 まだまだ書き足りないですが、文章をうまくまとめることができなかったので、使った参考書とそれぞれの使用した期間や受けた指示などを記して終わりにさせていただきます。 原田将孝先生、ちほ先生、本当にありがとうございました!


<数学>

青チャートIA、UB、V(解法が全てパッと頭に浮かぶようにとにかく一冊ずつやり込む。5-12月)

<物理>

漆原晃の物理、物理基礎(とにかく読み込んで理解する。4-7月)
河合塾名問題の森(全ての問題に対してすぐに解法を導き出せるように。6-9月)
標準問題精講(防医受験時にはほぼやりこんでいない。)

<化学>

照井式解法カード(とにかく読み込んで理解する。4-7月)
化学重要問題集(4月-8月)
標準問題精講(防医受験時には問題集の最初の方だけやっている状況)

<英語>

医歯薬系の英単語(読み込んで音読→和訳、4月-12月)
難関大の英語(読み込んで音読→和訳、7月-10月)
医学部の英語(読み込んで音読→和訳、10月)
防衛医大は特に医系単語が多く出る学校だったので、医療系の英文をたくさん読むことでアドバンテージを得ることが出来ました。

<国語>

 国語のみちほ先生にマンツーマンで指導していただきました。 防衛医大の直前期以外は私のレベルに合わせて使用する問題集を段階的に変えてもらっていました。授業の流れとしては問題を事前に解いて提出をし、授業中にどう考えて解いたのかを説明し、本来どう解くべきなのかを教えてもらうなどしていました。 防衛医大の入試が終わった後は共通テスト前日まで共通テスト型の問題集に切り替えて同様の指導をしていただきました。

 元々国語が苦手で読み方すらわからなかった私ですが、先生のお陰でなんとか医学部受験生くらいの点数を取ることができるようになりました。