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合格体験記 九州大学医学部医学科 N君(修猷館高校)

 まず初めに、私がGLSに通ってよかったと感じていることの中から主なものを三つ紹介します。

 一つ目、志望校に特化した対策を立てるためのアドバイスがもらえたことです。合格のために自分が点数を伸ばすべきところを的確に指摘してもらいました。

 二つ目、成績が伸びずに悩んでいるときに良き相談相手となってもらえたことです。受験生はほとんどが大学受験初心者なので、先が見えなくて迷ったり、何をしたらいいかわからなくなったりすることがあります。その時に弱点を見極め、的確なアドバイスをくれる人がいるというのは本当に心強いものです。

 三つめ、「わかってるつもり」「できてるつもり」を指摘していただき、「実際にわかる」「実際にできる」へと導いてもらえたことです。先生の質問に答えることで、「暗記は即答できるまでくりかえし練習する」「きちんと理解して覚える」ということを実践することができました。


 次に、具体的に、私自身の体験を科目別に書いていきたいと思います。

<センター国語>センター本番 168点(自己採点)

 最初は苦手科目でした。特に現代文が苦手でした。今まではなんとなく解いてできなかったので、自分には国語のセンスがないと諦めていましたが、GLSで国語もきちんとした解答の手順を踏めばできるようになるといわれ、驚きました。授業では答えに至るまでの道筋をきちんと説明することが求められました。いったんやり方を身に着けると、あとは演習していくうちに点数は安定していきました。

<センター日本史>11月 50点前後 センター本番 86点(自己採点)

 もともと自分は暗記科目に苦手意識をもっていたため、日本史の勉強にも消極的でした。定期試験はきちんと点数をとるようにしていたのですが、模試になるとひどい点数をとっていました。なぜだろうと悩んでいた時、先生から「センター日本史を定期試験のような一問一答形式の勉強だけで対策をするのは難しい。過去問演習が必要だよ。」と言われ驚きました。それからは「センター試験への道」という参考書を使って過去問演習を徹底的に積み、苦手だった日本史を克服することができました。

<センター数学>11月 160点前後 センター本番 187点(自己採点)

 私はセンター数学が苦手でしたが、二次数学が取れていないわけではなかったので、センター数学もそのうちとれるようになるだろうと甘く考えていました。

 しかし、先生から自分は数学の基本パターンがぬけているから、スピードが要求されるセンター数学では点が取れないと指摘されました。センター対策もしっかりとするため、基本的な問題に立ち返って反復練習をし、スピードアップを図りました。結果、センター数学本番では問題が難化したにも関わらず目標であった9割を獲得することができました。


<二次化学>

 化学はもともと苦手ではなかったのですが、センターで必要のない科目だったために、一か月弱のブランクがあり、センター後、特に苦労した科目でした。 直前まで弱点がたくさん発覚し、パニックになることもありましたが、その際、先生に相談し、弱点を分析してもらい、ひたすら弱点をつぶし続けました。

<二次英語>

 英語は得意な科目でしたが、自由英作文で点数が取れないのが悩みでした。 そのことを先生に相談したところ、英語自体は問題ないけれど論旨がずれているから内容点が極端に低いのだと指摘されました。そこで解答する前に構成を書き出してみてから書くようにしたところ、論旨を外すことは少なくなり、点数に結びついていきました。

<二次数学>

 答案の論述の仕方を自分は軽視していました。しかし、「それでは点がとれない。九大は得点開示の結果から考えると、答案の論理構成を厳しく採点しているはずだよ。」と指摘されました。数学は解き方と答えにばかり目が行きがちでしたが、同じ理解度でも答案の書き方によって点数が大きく変わってくるということを知って対策ができたのはよかったです。


<おまけ〜ミスノートについて〜>

 私はケアレスミスが多かったので、自分がしたミスをまとめたノート(ミスノート)を自主的に作っていました。 しかし、なかなかミスは減りませんでした。そこで先生に相談しました。

 すると、「毎日勉強前に見直してから練習しているの?」と聞かれました。答えは「いいえ」です。 「それをやらないとまとめても意味ないでしょ。これからは必ずそのノートを読み返してから勉強をはじめなさい。」と言われ、それを実践していきました。

 そのおかげで、本番では大きなミスなく終えることができたと思っています。このことは、考えてみればごく当たり前のことです。 しかし、私はそれに気づきませんでした。ノートをまとめた段階ですでに「やってるつもり」になって、「頑張っている自分」に酔っていたからです。 このように「やってるつもり」を指摘して「実際に役立つ努力」に変えてくれることもGLSの良さだと思っています。


 最後に、受験勉強の全体を通した概略と感想を述べたいと思います。

 私がGLSに入ったのは 高3の4月です。私はサッカー部だったので、1年の時から≪学校>部活>自習室≫のサイクルを繰り返す生活をしていました。 高2の4月に志望校を九大医学部医学科に決定し、それからは九医一本で勉強してきました。

 1年のころから真面目に勉強はしてきたので、2年の終わりの頃の模試や学校内での成績が一番良かったです。

 3年の5月に部活を引退してから勉強時間を増やし、受験体制に入りました。

 しかし、みんなも頑張り始めたことで友達の成績がどんどん上がっていくのに自分の成績はあまり伸びず、相対的な順位は段々と下がっていきました。 学校には東大・京大・九医にA判定が出ている友達がたくさんいたのに、私の模試の判定はE、D判定が多く、3年の11月にやっとC判定がでただけでした。


 正直、焦っていました。なぜ自分だけ成績が上がらないのかと悩んだこともありました。 自分は本番には強いのですが、事前に必要以上に悩みこんでしまうことが多いタイプだったので、その都度、原田先生に相談し、解決策を話し合うことができたことは、私にとって非常に大きな心の支えでした。

 センターでは11月時点で6割しか取れていなかった日本史、生物に苦しむも、何とか目標の810点を突破し、821点(自己採点)。 二次試験では1ヶ月半のブランクのあった化学で苦しみ、直前まで弱点がたくさん発覚していましたが、それらを先生と話し合いながら埋めていくことで合格することができました。

 受験勉強は結局、「自分がやるかやらないか」だと思います。 後から振り返ると、あれだけ気にしていた周りの友達の成績もあまり関係ないものだったとわかりました。 自分が志望校に合格するためには何がどれだけ足りないのか、それを把握して一つずつ克服していくことが大事だと思います。 しかし、大学受験初心者であった私がそれをはじめから最後まで一人でやるのは難しかったでしょう。


 的確なアドバイスで僕を合格に導いてくださった原田先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。